ノンメタルクラスプデンチャー技工マニュアル

エステティックデンチャー基本設計

応用症例(中間欠損と片側性遊離端欠損を含む症例)

サベイヤー計測①

サベイヤー計測①

・義歯の着脱方向を決定します。
・鉤歯部分にサベイラインを描記します。

[ポイント]

義歯の脱着を考慮して中間欠損部の7番(最後の臼歯)の近心、前歯部、遊離端欠損部の順番に義歯が挿入されるようにします。( エステショットの弾力を利用します)

↓    

サベイヤー計測②

サベイヤー計測②

歯肉部分のサベイラインを描記します。

注意

着脱時の粘膜への損傷を招く可能性があるため確認が必要です。

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ブロックアウト
リリーフ
床外形線記入

(上顎右5,6欠損部)
(上顎前歯部)
(上顎左5,6,7欠損部)

赤線→レスト、青線→レジンアートを含む床外形線、赤斜線部→リリーフ部、青斜線部→ブロックアウト部

ブロックアウト・リリーフ・床外形線記入ブロックアウト・リリーフ・床外形線記入ブロックアウト・リリーフ・床外形線記入

・床外形線は、欠損部と歯槽骨、歯周組織を補うように設計し、レジンアーム部は移行的になだらかな形状になるように設計します。
・全体的に研磨の際の喪失量を考慮し、理想的なサイズより少し大きくなるように設計します。
・義歯装着方向の基点である7番近心部分のアンダーカット量は0.25~0.75mmを基準範囲としてブロックアウトを行います。
また、4番遠心隣接部、歯間乳頭部分、歯頸部付近もブロックアウトを行います。

・床外形線は、欠損部と歯槽骨、歯周組織を補うように設計しますが、審美性を考慮しレジンアームは設定しません。
・両側3番(中間欠損部隣接歯)の近心隣接部のブロックアウトを行います。
・前歯部歯肉部分はリリーフします。

・床外形線は、欠損部と歯槽骨、歯周組織を補うように設計し、レジンアーム部は移行的になだらかな形状になるように設計します。
・全体的な床外形線の形状は発音や舌感などに影響を与える舌の動きを考慮すると馬蹄型となります。
・4番(最後臼歯)の遠心部のアンダーカットは0.25~0.75mmを目安としてブロックアウトを行います。

[ポイント]

レジンアームの厚みは、根元部分で1.8mm、先端部分は0.5mmを目安としてください。(症例により厚み、幅を変化させてください)

ノンメタルクラスプデンチャー技工マニュアル 応用症例 (350KB)