ノンメタルクラスプデンチャー技工マニュアル

Q&A

操作編

Q1 エステショットブライトの乾燥は?
A 70℃で24 時間もしくは90℃で4 時間以上乾燥を行ってください。 ペレットが融着するので、70℃より高い温度で乾燥しないでください。

※ エステショットの場合は、60℃で24時間もしくは70℃で4時間の乾燥を行ってください。
Q2 乾燥状態によりエステショットブライト溶融状態はどのように異なりますか?
A 未乾燥、乾燥済みエステショットブライトの乾燥が不十分な場合、エステショットブライトが発泡します。
再度、エステショットブライトを乾燥し成型を行ってください
Q3 作業模型の石こうは何を使用しますか?
A 歯科用硬質石こう、もしくは歯科用超硬質石こうを使用してください。
(高膨張の石こうは使用しないでください)
Q4 エステショットブライトは人工歯と接着しますか?
A 接着しません。
維持孔を付与してください。
Q5 エステショットブライトは金属、陶歯と接着しますか?
A 接着しません。
機械的維持を付与する必要があります。
Q6 脱ろう後、フラスコの乾燥は必要ですか?
A 脱ろう後、室温になるまで放冷してください。
フラスコを100℃以上にするような乾燥は必要ありません。
放冷後、レジン分離剤を塗布し成型を行ってください。
Q7 成型時フラスコは温度によりエステショットブライトの面性状は変わりますか?
A 100℃のフラスコを使用した場合室温のフラスコにて成型を行ってください。
フラスコを50℃より高い温度にすると、石こうの焼き付き・エステショットブライトに変色が生じます。
Q8 エステショットブライト以外の材料と混合して成型できますか?
A エステショットブライト以外の材料と混合して使用することはできません。
Q9 一度溶融したエステショットブライトを再度溶融し、使用することはできますか?
A 使用できません。
(強度の低下および変色しますので再利用しないでください)
Q10 石こう溶解剤・ルージュクリーナーは使用することはできますか?
A pH11以下のものは使用できます。
pHをご確認の上ご使用ください。
※強アルカリ性(pH11を超えるもの)は劣化を早める可能性があるので、使用しないでください。
Q11 熱処理(アニーリング)は必要ですか?
A 必要ありません。
90℃より高い温度での再加熱は変形・変色の原因になります。
Q12 エステショットブライトの裏装は可能ですか?
A 可能です。
シリコーンや常温重合型の裏装材が使用できます。
しかし、90℃より高い温度で加熱する加熱重合型の裏装材はご使用いただけません。
Q13 再ショットは可能ですか?
A エステショットブライトは再ショットにて化学的に接着しません。
予め必要な部分をエステショットブライトにて成型し、即時重合型レジンにて接着させます。

●他社成型器での成型条件などについては株式会社アイキャストまでお問い合わせください。

お問い合わせ先:株式会社アイキャスト

TEL 075-257-7270またはこちらの「お問い合わせフォーム」まで

臨床編

Q1 エステショットブライト義歯を装着し、熱いお茶やアルコールは飲めますか?
A 問題ありません。
日常生活において、特に注意することはありません。
Q2 義歯洗浄剤は使用することができますか?
A ニッシン製義歯洗浄剤「フィジオクリーン キラリ錠剤(患者さん用)」「フィジオクリーン プロ 歯石用 ・ 色素用( 歯科医院用)」をご使用いただけます。
※pH12(エステショットの場合はpH11)を超える強アルカリ性の義歯洗浄剤の使用は控えてください。
クラックなどの劣化を生じることがあります。

ノンメタルクラスプデンチャー技工マニュアル Q&A (400KB)