ノンメタルクラスプデンチャー技工マニュアル

エステティックデンチャーの基本的な製作方法

Step4 成型準備1 (ルツボ + アルミケースを使用する場合)

乾燥

エステショットの乾燥

エステショットブライトのペレットをMIS-Ⅱ用乾燥器にて乾燥させます。

[ポイント]

乾燥時間は70℃で24時間、もしくは90℃で4時間です。

注意

ペレットが融着するので、90℃より高い温度で乾燥しないでください。
乾燥器内での保管期間は、1週間以内にしてください。
1週間以上の保管は品質を劣化させるため行わないでください。


※ エステショットの場合

乾燥時間は、60℃で24時間以上、もしくは70℃で4時間以上です。

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計量

エステショットの計量

エステショットブライトを必要量計量します。

[ポイント]

使用量の目安…・中間欠損…15g
・片側遊離端欠損…20g
・両側遊離端欠損…25g

注意

スプルー本数が多い場合や長い場合は量を調整してください。

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充填

エステショットの充填

アルミケースよりフタを外し、計量されたエステショットブライトを充填します。

[ポイント]

充填時、柄付きロートを用いると作業効率が上がります。

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アルミケースへ
フタの挿入

アルミケースへフタの挿入 アルミケース断面

アルミケースにフタを押し入れます。

[ポイント]

アルミケースのフタには上下があるため注意してください。
フタを斜めに挿入しないように注意してください。

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アルミケースの
余剰部分をカット

アルミケースの余剰部分をカット アルミケース断面

フタから約10mmを越えた余分な部分をハサミを用いて切り取ります。

[ポイント]

余剰部分が長いと折り曲げにくく、また短いと折り曲げられなくなるため注意してください。

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アルミケースの折り曲げ

アルミケースの折り曲げ アルミケース断面

余剰部分を内側に折り曲げます。


[ポイント]

アルミケース側面に分離剤を塗布すると、成型後の清掃効率を上げることができます。
品質に影響を与える恐れがあるため、塗り過ぎには十分注意してください。

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ルツボに
チューブ治具を
セット

ルツボにチューブ治具をセット アルミケース断面

ルツボにチューブ治具を入れます。

注意

チューブ治具の上下に注意してください。

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ルツボ底部の確認

ルツボ底部の確認

写真のように、ルツボの底部分がフラットになっているか確認します。

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ルツボを溶解炉へ挿入

ルツボを溶解炉へ挿入

溶解炉を横向きに設置し、温度を280℃に設定します。
240℃に到達した後、ルツボ底部から溶解炉に挿入します。

[ポイント]

約10分間、ルツボを温めます。


※ エステショットの場合

設定温度は240℃です。

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アルミケースの挿入

アルミケースの挿入

ルツボに準備したアルミケースを入れます。

注意

アルミケースの上下に注意してください。

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融解

エステショットの融解

押し棒を用いてアルミケースを軽く挿入し、アルミケースがルツボ底部まで挿入できたことを確認します。
その後、エステショットブライトを20~30分間溶融させます。

[ポイント]

エステショットブライト使用量が25gを超えた場合は溶融時間を延長させてください。ただし、溶融時間が30分を越えると退色や劣化するので、注意してください。


※ エステショットの場合

溶解時間は、20分です。

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圧力・スピードの設定

圧力・スピードの設定

成型圧力を調整するために、MIS-Ⅱの圧力調整弁を写真のように引き上げ、0.90~1.00MPaになるように調整します。
成型スピードをスピードコントローラーにて下記の条件になるように調整します。

・成型圧力…0.90~1.00MPa
・成型スピード…17

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MIS-Ⅱ位置調整

MIS-Ⅱ位置調整

MIS-Ⅱに付属のワックスフラスコと空のルツボを用いて、器械のセンターラインを確認します。

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フラスコのセット

フラスコのセット

フラスコをセットし、横クランプダイヤルをONの状態にして固定します。

注意

フラスコが確実に所定の位置に固定されているか確認してください。

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ルツボの取り出し

フラスコのセット

プライヤーを用いて溶解炉からルツボをゆっくりと少しだけ取り出します。

注意

ルツボが高温のため火傷に注意してください。

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ルツボの取り出し

ルツボの取り出し

プライヤーでルツボをしっかりとつかみ直した後、溶解炉より取り出します。

[ポイント]

安定性を保つためルツボのくぼみ部分をしっかりとつかんでください。

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押板の挿入①

押板の挿入①

ルツボの上に押板を挿入します。

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押板の挿入②

押板の挿入②

押し棒を用いて押板を挿入可能なところまで押し入れます。

注意

ルツボをしっかりと保持し、作業を行ってください。

[ルツボ+アルミケース セット完成断面]

ルツボ+アルミケース セット完成断面

ノンメタルクラスプデンチャー技工マニュアル step4 (760KB)